米最高裁判決も政策不透明性は継続
米国最高裁が関税に関する判決を下したが、政策リスクの解消には至っていないとAJOTが報じた。判決の詳細は明らかにされていないものの、米国の関税政策が引き続き不透明な状態にあることを示唆している。
米中分離は10年越しの構造的転換
AJOTによると、米国は過去10年にわたり中国との経済的分離を試みており、最近では関税を主要手段として活用している。この動きは一時的な政策ではなく、長期的な戦略として位置づけられる。中国発着貨物を扱う日本のフォワーダーにとって、米国向けルートの選択肢が狭まる可能性がある。
インドへの高関税で南アジア航路に影響
米国はインドに対して50%の関税を課したとAJOTが伝えている。インドは近年、中国に代わる生産拠点として注目されてきたが、この措置により南アジア航路の貨物動向に変化が生じる可能性がある。日本企業がインドを経由した米国向け輸出を検討していた場合、コスト増により戦略見直しを迫られる。
カナダは中国接近で北米構造が変化
カナダのマーク・カーニー首相が中国との新たなエネルギーおよび貿易協定を締結したとAJOTが報じた。米国が中国と距離を置く中、カナダは逆に関係強化に転じている。北米向けコンテナ貨物において、米国西岸港湾経由からカナダ港湾経由へのシフトが進む可能性がある。日本発北米向け貨物の配船計画や通関地の選択に影響が及ぶ。