保税運送は、外国貨物が到着した港湾・空港から最終的な通関地(内陸の保税蔵置場等)まで、関税を納付せずに国内輸送するための制度である。例えば、東京港で陸揚げされた貨物を関税未納のまま群馬県の内陸保税蔵置場まで運び、そこで輸入通関を行うことが可能となる。保税運送の承認を受けるには、発送地と到着地の両方が保税地域であること、運送経路・方法・期間を申告することが必要である。運送期間は原則として開庁日で数えて最大10日間(特別の事情がある場合は延長可能)と定められている。AEO通関業者は包括保税運送の承認を受けることで、個別の承認手続きを省略できる。
通関
保税運送
Bonded Transportation
外国貨物を関税未納のまま、ある保税地域から別の保税地域へ国内輸送する制度。関税法第63条に基づき税関長の承認を受けて実施する。
詳しい解説
実務での使い方
東京港に到着した貨物を内陸の自社倉庫(保税蔵置場)で通関する場合、保税運送の承認を税関に申請し、関税未納のまま国内輸送を行う。到着地の保税蔵置場で輸入申告を行えば、港湾近くの混雑した検査場を避けられる利点がある。