関税定率法は1910年(明治43年)に制定され、関税率の基本体系、課税価格の算定方法、関税の減免・還付制度などを定めている。同法別表がHSコードに基づく関税率表(基本税率)であり、暫定税率は関税暫定措置法で別途規定される。課税価格の算定については、WTO関税評価協定を国内法化した規定が設けられており、取引価格方式を原則とする6つの評価方式が定められている。不当廉売関税(アンチダンピング関税)・相殺関税・緊急関税(セーフガード)などの特殊関税も同法に根拠条文がある。関税の減免制度としては、再輸入免税・再輸出免税・加工再輸入減税などが設けられている。
通関
関税定率法
Customs Tariff Law
関税の税率・課税標準・減免制度等を規定する日本の基本法令。関税率表(別表)を含み、関税法と併せて通関制度の根幹を構成する。
詳しい解説
実務での使い方
輸入品の基本税率を確認するには関税定率法別表を参照し、暫定税率が設定されていないか関税暫定措置法も併せて確認する。減免制度の適用要件もこの法律に規定されているため、該当する場合は申告前に適用手続きを確認する。