ドローバック(Duty Drawback)は、原材料や部品を輸入して国内で加工・製造した製品を再輸出する場合に、輸入段階で支払った関税の全部または一部を還付する制度である。日本では関税定率法第19条に基づく「輸出についての関税の戻し税」として規定されている。製造輸出に使用した原材料の関税を戻すことで輸出製品の価格競争力を維持する効果がある。申請には輸入許可書、製造記録、輸出許可書等の書類が必要で、税関に還付申告を行う。近年はEPA/FTAの活用により輸入関税自体がゼロとなるケースも増えているため、ドローバック制度の利用は限定的になりつつある。
通関
関税戻し税(ドローバック)
Duty Drawback
輸入時に納付した関税を、当該輸入品またはこれを使用した製品を再輸出した際に払い戻す制度。輸出促進と国際競争力強化を目的とする。
詳しい解説
実務での使い方
中国から輸入した原材料で製品を製造し欧州に再輸出する場合、輸入時に納付した関税の還付をドローバック制度で申請する。EPAが利用できない原産地の原材料を使う際に特に有効だ。