HSコードは正式には「商品の名称及び分類についての統一システム」と呼ばれ、世界200以上の国と地域で採用されている。上6桁が国際共通で、日本では9桁の統計品目番号(HSに加え3桁の国内細分)として運用される。第1類(動物)から第97類(美術品)まで21部97類に体系化されており、輸出入申告時には正確な番号の特定が不可欠となる。品目分類を誤ると関税率の適用を間違え、過少申告加算税の対象になるほか、輸入許可後に事後調査で修正申告を求められるリスクがある。特に化学品や機械部品など複合的な機能を持つ貨物は分類判断が難しく、税関の事前教示制度を活用して正式な回答を得ておく実務者が多い。なお、2022年改正でHSは第7版に移行し、環境関連物品やドローン等の新規品目が追加された。
通関
HSコード
Harmonized System Code
世界税関機構(WCO)が策定した国際統一商品分類に基づく品目番号。関税率の決定や貿易統計の整理に使用される。
詳しい解説
実務での使い方
新規取扱商品の輸入を開始する際、まず税関の事前教示制度でHSコードの確認を申請する。回答書を取得しておけば、通関時に税関との見解相違を防げるほか、EPA/FTAの原産地規則の判定にもそのまま活用できる。