ミルクランの名称は、牛乳配達員が各農家を回って集乳する方式に由来する。自動車産業で広く採用されており、トヨタ自動車が部品調達でこの方式を導入したことで日本でも普及した。従来は各サプライヤーが個別に部品を納入していたが、ミルクランでは買主(組立工場)側がルートと時間を指定して集荷するため、輸送効率が大幅に向上する。積載率の向上による輸送コスト削減に加え、納入時間の平準化により工場の荷受け作業が安定するメリットがある。ルート設計にはTMSや配車最適化ソフトを活用し、サプライヤーの所在地と物量を勘案して最適な巡回順序を決定する。
フォワーディング
ミルクラン
Milk Run
1台の車両が複数の仕入先を巡回して貨物を集荷し、納品先に一括搬入する巡回集荷方式。
詳しい解説
実務での使い方
自動車組立工場が半径50km圏内のサプライヤー8社を対象にミルクランを実施する。3PL事業者が毎朝決まったルートで各社を巡回し、JIT(ジャストインタイム)に合わせて工場のライン脇まで部品を納入する。