NVOCCは船社(実運送人)に対しては荷主として、実際の荷主に対しては運送人として振る舞う二面性を持つ事業者だ。自らB/L(船荷証券)であるHouse B/Lを発行し、運送責任を負う点がフォワーダー(貨物取扱人)との大きな違いとなる。NVOCCのビジネスモデルは、船社から大口レートでスペースを確保し、複数荷主の貨物を混載してコンテナを埋めることで利ざやを得る構造にある。特にLCL混載サービスはNVOCCの主力商品であり、主要航路では週次で混載便を運航している。日本では外航利用運送事業者として国土交通省への届出が必要で、米国向けの場合はFMC(連邦海事委員会)へのライセンス登録も求められる。近年はデジタルフォワーダーの台頭により、NVOCCの価格透明性やブッキングのオンライン化が進んでいる。