調査で明らかになった準備不足の実態

Trade Techが実施した調査では、約400名の物流業界専門家を対象に、UAE(アラブ首長国連邦)が導入する MPCI(Multi-Purpose Cargo Information)貨物セキュリティ規制への準備状況を調査した。その結果、回答者の半数が3月31日の施行期限までに対応が完了しない可能性があることが明らかになった。

MPCI規制の概要と要件

MPCI規制は、UAE向けのすべての輸入貨物について、積載前の詳細な貨物情報の電子申告を義務付けるセキュリティ強化策である。船会社(Carrier)、フォワーダー(Forwarder)、荷主(Shipper)は、貨物の品目、数量、重量、梱包形態などの詳細情報を事前に提出する必要がある。

業界への影響と懸念

準備が不十分な場合、貨物の船積み拒否、到着後の遅延、追加検査、罰金などのリスクが発生する。特にフォワーダーは顧客からの正確な貨物情報を早期に収集し、システムへの入力体制を整える必要がある。調査では、データの正確性確保とシステム統合が主な課題として挙げられている。

期限までの対応が急務

3月31日の期限まで残り時間が限られており、業界関係者は社内システムの更新、スタッフトレーニング、顧客とのコミュニケーション強化を急ぐ必要がある。